水平社博物館見学行動!報告  NO2

天皇ヒロヒトに替わってアキヒトが天皇に即位したのが、19年前の1990年11月12日。うかつにも私は今回の「水平社博物館見学行動」の日が、即位の日であることを直前まで忘れていた。

 水平社博物館の東隣にある「神武天皇社」という神社は、初代天皇とされる「神武天皇」を奉ってあると言う事だが、この日はアキヒトの即位20年奉祝とは関わりがないかのようであった。ところで不思議な事に「神武天皇社」から直線距離で3~4キロの畝傍山のふもとにも、もう一つ「神武天皇」を奉ってあるという神社がある。「橿原神宮」である。「神武天皇社」と「橿原神宮」、どちらが本家本元であるかなどは、別にどうでもいいのだが、「神武天皇社」は『1833年(天保4)9月正遷宮」の棟札が遺されていますが、これは建てかえられたときのものでしょう。神武天皇社は極めて古く、古代から同地に鎮座しており、同時期から同名の神社がもうひとつ洞村の近くにも存在していました。』という事らしい。一方の「橿原神宮」は、1890年(明治23)に作られている。架空の神武神話を前提にしても現在の「橿原神宮」をそんなに強調する必要はないでしよう。

 ところが、今から20年ほど前の1990年に「橿原神宮100年祭」なる催しが開かれましたが、その頃発行していた「○○職場解放研ニュース」の記事を引用します。○○職場ではこの「橿原神宮100年祭」なるものに労働者を動員し天皇制賛美に加担させましたが、それに反対する為のささやかな抵抗として職場でまいた「解放研ニュース」の一部です。

【1870(明治3)年には「神武天皇」の命日祭として『神武天皇祭』を、1871(明治4)年には『氏子の者(=国民)をして大和の方に向かい遙拝せしむべし』という命を、1872(明治5)年には「神武天皇」の即位祭として『紀元節祭』と「神武天皇」の即位年を第1年とする『皇紀』を、それぞれ定めていきます。】

【この「神宮百年祭」こそは、橿原神宮が1890(明治23)年に創建されて今年が100年目にあたるとして、全くの作り話しである「神武天皇」の「神話」を、期間中演じ続けるものでありました。】

【明治以降の天皇制のもとで、朝鮮やアジアの人々への民族差別と侵略に、私達日本人を動員していった1940年の奉祝行事の再現としての「神宮百年祭」が繰り広げられたのです】

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